米国環境保護局によるバイオディーゼル燃料の
排ガス成分および環境と健康への影響に関する報告(下図)では、
バイオディーゼルの混合比率が高いほど、NOxの排出量は増加しますが、
PM、CO、HCの排出量は減少しました。
軽油とバイオディーゼル100%を比較すると、
バイオディーゼルは軽油にくらべてNOxが10%上昇する反面、
COと PMは約50%低下し、
HCでは約70%近く減少しています。
よって、バイオディーゼルは軽油よりも排出量が多くなる項目もあるものの、
総じて大気汚染物質の発生を抑えることができる、とみることができます。