生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、
一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」を
バイオマスと呼ぶ。
バイオマスは動植物から生まれた再生可能な有機性資源で、
代表的なものに家畜排泄物や生ゴミ、木くず、もみがら、油脂資源などがある。

 
 
 通称BDFと呼ばれ、菜種油、食用廃油などの油脂を
メチルエステル化等の化学処理をして、
ディーゼル燃料の代替として使用するもの。

 
 
 植物油、動物油脂およびリサイクル油から生じる
長鎖脂肪酸のモノアルキルエステル。
 
 
 結晶が凝集し管内でジェル状をなし管内での流動が生じない温度。
日本工業規格(JIS K2269)によれば、石油の流動点は、
試験管にとった試料を46℃まで予備加熱したあと、
規定の方法で冷却していき、予期流動点より10℃高い温度から測定を開始して、
2.5℃下がるごとに試験管を冷却浴から取り出して観察する。
こうして試験管を横にしても5秒間全く動かなくなる温度を求めて
それより2.5℃高い温度を流動点とする。
 
 
 燃料を静置冷却したときに液体中に結晶が観察される温度。
日本工業規格(JIS K2269)によれば、
試料を予期曇り点より少なくとも14℃高い温度に保ち、
水分があるようなら乾燥ろ紙でこすなどの適当な方法で除き、完全に透明にする。この試料を試験管に入れ、
規定に従って冷却し、試料の温度が1℃下がるごとに試験管内部を観察する。
試料の底部に、最初に明らかな試料の曇りを認めた温度を曇り点とする。
 
 曇り点よりさらに結晶が凝集し、それが燃料フィルターで詰まる温度を指す。
日本工業規格(JIS K2288)によれば、
20mlの試料が45ミクロンのフィルターを、
1.96kPaの負圧の背圧のもとで60秒以上通過できる最低温度。
 
 
 ディーゼルエンジンの着火遅れにもとづくディーゼル燃料の着火特性の指標。
セタン価が高いほど着火遅れは短くなり、着火がよくなる。ガソリンにおけるオクタン価に相当する数値。
 
 
 単位量の試料が完全燃焼したときに発生する熱量。
通常、液体燃料や固体燃料では1gの試料が燃焼したときに発生する熱量として、J/gまたはcal/gの単位で表す。